2005年06月10日

断罪

『断罪』


果てしなき宇宙の無数の星よ

夢と現実のはざまに

置き去りにされた心のかけらよ


見上げるたび

空は輝きを失い

闇が夜空を覆う


ああ

闇を割く一筋の流れ星

其は誰がために


今宵

祈りに和するは

誰が断罪ゆえに

posted by ネロリ at 03:53| 静岡 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | Poem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月16日

あともう少し


あともう少し

ほんのりと
柔らかな日差しを浴びて
まどろみの中に見える
優しい輝き

夢にまでみた安らぎを
この手にするのも
あともう少し

あの人が
私だけにくれたもの
大切に大切に
育ててくれたもの

後もう少しで
あなたが
ずっと
そばにいてくれる

そんな日が
本当に訪れるなんて

雪解けのなかに
やっと見つけた
幸せ



posted by ネロリ at 01:06| 静岡 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | Poem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月31日

さよならが言えなくて

「さよならが言えなくて」


ありがとう
そんな温かい言葉の中に
小さく小さくつめ込まれた
大きな悲しみ

さよなら
この一言が言えなくて
大粒の涙になってあふれ出た
心のかけら

あなたがいつも
となりにいてくれたから
あなたが
誰よりも
わたしの支えだったから

さよならが言えなくて
あなたを困らせた

それでも
ほんのチョットだけ
希望がもてたのは
いつかきっと会えるよねって
あなたが言ってくれたから

優しくしてくれて
ありがとう
ずっと
そばにいてくれてありがとう
あなたに出会えたこと
絶対に
絶対に
忘れない
posted by ネロリ at 00:53| 静岡 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | Poem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月27日

僕を恨んでくれてもいいんだ

君を傷つけようなんて・・・
そんなつもりじゃなかったんだ
知らないふりをして
通り過ぎることもできたんだ

君に話すことで
君が傷つくことはわかっていたんだ
でも
黙っていることなんか
できなかった

君のこと
守ってあげたかったから
これ以上傷つけたくなかったから

僕を恨んでくれていいんだ
ぼくは平気さ
君が元気でいてくれて
君にまた笑顔が戻るのなら
僕は今だって嬉しいよ

君のこと
大好きだから
いつだって
守ってあげるから
僕のこと
もっともっと
恨んでくれたっていいんだ
posted by ネロリ at 01:53| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Poem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月25日

粉々のわたし

もしも私が
あなたの目に
ほんの少しでも
価値があるのなら
きっと
いつものように
ただ笑って
さよならと言えた

こんなわたしでも
物語のヒロインみたいに
辛さをこらえて
明日を見つめられたなら
きっとあなたも
少しは
心を動かされたのかもしれない

でも
このわたしには
あなたを引き留めるものなど
なにもなかった

勇気も
強さも
あなたが求めるすべてが
わたしを
小さくする

限りなく
限りなく
小さくなったわたしは
あなたの
たった一言で
もろくも粉々になってしまった

今なら
あなたの願い
かなえてあげられる

もうわたしは
あなたの前には
現れない

もう二度と
あなたの目に
止まることなどないから


posted by ネロリ at 01:46| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Poem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月22日

ことばの重さ

ことばの重さ


あなたのささいな言葉が
わたしを狂気にさらす

よくある話と人は言うけど
そんなに単純じゃないよ

なにもかもいやになってしまった
なにもかも捨てたくなった
そんな気持ちが生まれたのは
おそらく自分が嫌いになったから

そう
あなたでも
ほかのだれでもなく

たとえ
だれかを恨みたくなっても
そんな自分が
ただ
どうしようもなく嫌いになる

言葉がどんなに人を傷つけるか
だれよりも
自分が一番知っているから

ことばの重さ
計り知れないってこと
だれよりも
知ってるから

posted by ネロリ at 02:01| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Poem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月11日

容赦なく・・・

容赦なく・・・


ずっと一緒にいようね
そう言いながら
別れて行く人はどれくらいいるのだろう

涙の数だけ幸せがあるのなら
悲しみも希望に変えられるのに
そんな期待をもつことさえ
ときには罪なのかもしれない

大切な人を失いたくない
それなのに容赦なく
愛に飢えたこの世代のもろさは
大切な人を奪っていく

降りやまない雨のように
あふれ出る涙は
いつか
枯れていくのを待つしかないというのか





posted by ネロリ at 02:05| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Poem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月20日

涙と共に蒔く


今さえ耐えれば
今を乗り越えれば
明日は
明るいのだろうか

誰もそんな約束などしてくれない
明日はもっと辛いかもしれない

でも

今を耐えなければ
明日がやってこないのであれば
耐えるしかないと誰でも思う

今はただ
涙と共に種を蒔こう

種が目を出すまで
産み疲れなければ
収穫を待つ目には
虹が見えるだろう

今はただ
涙と共に種を蒔こう

来年かもしれない
10年後かもしれない
期待などせずに
ただ
収穫の時期をを待とう

その日がやってきて
収穫の実を刈り取るとき
始めて知るのだろう
甘い蜜のような涙の味を

そう
今はただ
涙と共に種を蒔こう


posted by ネロリ at 03:04| 静岡 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | Poem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月19日

傷ついてなお・・・

傷ついた心

どうやって慰めますか?


悲しみに暮れて

たくさん泣いて

スッキリするのもいいけど


グチを言って

吐き出して

空っぽになるのもいいけど


でも

それでは

自分の傷をただ縫いつけて

傷を塞いでしまっただけ

傷跡は消せない


傷跡を消して

きれいに忘れたいなら

傷つけた人のこと・・・考えよう


ひどいことをしたとか

自分がかわいそうとか思うのではなくて

傷つけたくなるほどに傷ついた

その人のことを考えよう


考えて考えて考え続けていくと

きっと

納得はできなくても

理解はしてあげられる


かわいそうなのは

自分ではなくて

その人の方だったんだって・・・


きっと

心が安らかになって

許せるようになるから・・・
posted by ネロリ at 02:44| 静岡 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | Poem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月13日

宿り木

宿木/寄生木05.JPG

photo:first-finale


こんな素敵な青空も
ひとりぼっちでは
こんなに素敵じゃなかったよね

君がいてくれて良かった
どんなときも
たった独りじゃないって
勇気をもらえる

忘れないで
僕にとって
君はかけがえのない存在

君が望むなら
ずっと
ここにいたっていいんだ
posted by ネロリ at 13:12| 静岡 ☁| Comment(7) | TrackBack(1) | Poem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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